施工内容
1.手すりの取付
2.段差の解消
3.滑りの防止、床の材料変更
6.その他+付帯工事
相談内容
ご本人さま(80代女性 夫婦二人暮らし)は普段の歩行は特に支障がないのですが、足腰が弱くなり入浴のみ介助が必要です。今回は下水道化の工事も含め、安全な室内のバリアフリー化をしたいとの要望でした。
改善のご提案
1.玄関から廊下にいたる手すりの連続化
玄関はどうしても段差が生じるので、負担軽減のためにも手すりを取り付けた方が良いのではないか。また廊下も歩行時に手を添える手すりがあれば安心なのではないか。
2.階段の手すり取付
ご主人の寝室は2階にあるため、夜間も小用などで階段を利用するとのこと。現在は一部手すりが付いている箇所があるが、しっかりと握りづらいことと手すり自体がない箇所が多いので、安全のためにも1階から2階まで連続した手すりを取り付ける。
3.浴室の手すり取付
ご本人はヘルパーさんに介助されながらの入浴とのことで、補助的な手すりを計画。また、ご主人も入浴時にこの手すりを利用されることを想定します。
4.トイレの全面改修(水洗化工事を含む)
トイレの改修は水洗化工事を含みますので、ご本人さまの使い勝手などの意向も含み全体的に計画します。床は工事を機にフラット化します。
改善後
1.玄関はI型手すりを縦に用い、上がり下がりの負担を軽減します。また廊下は連続手すりといたしましたが、扉のついた収納部分がありましたので、遮断式手すりで対応しています。
2.1階から2階まで取付をしましたが、既存の手すりが付いている箇所は反対側に手すりを取付け、両手でも支えることができるように施工しました。
3.浴槽廻りに連続手すり、洗い場の立ち座り用にI型の手すりを取り付けました。ご主人も手すりを利用するよう考慮しました。
4.床、壁、天井、便器本体を含め全て改装しました。また、ご本人さまの意向で収納付きの手洗い器を取り付けました。手洗い器の蛇口はセンサーがついているので、手を差し出すだけで水が出てきます。また夜間、電気の灯け忘れが多いとのお話から、照明器具、換気扇もセンサー付きといたしました。ペーパーホルダーは手を添えることが出来る手すり兼用のものを利用しています。便器はシャワー付き。もちろん床は廊下からフラットになっています。
改修のワンポイント
1.玄関の手すり
玄関は基本的に段差があり上がり下がりの動作が伴います。力を掛けやすい形状や配置に考慮した計画とします。また、外部の手すりや廊下からの手すりとの連携も考慮します。
2.階段の手すり
本来であれば両側に手すりがあれば良いのですが、どうしても狭くなるとのことから両側設置は敬遠されがちです。しかし、足腰の弱い方の利用であれば両手で体を支えることができることのほかに、空間が狭くなったことで体自体をゆだねながら移動することもできます。利用者さまの病状や、同居されているご家族さまとのお話し合いからご提案させていただきます。
3.浴室用手すり
手すりは既製品ばかりではなく、それぞれの利用者さまに応じたオーダー品もございます。または既製品の組み合わせによってさまざまなプランにも対応しています。最近では素手で握っても滑りにくく、ヒヤッとしない樹脂を巻いた商品などもございます。ご相談内容によりご本人さまに合ったプランをご提案いたします。
4.トイレの改修
トイレの改修が全面であれば、トイレの中を広くすることと床の段差解消を同時に計画したいところです。また、立ち座りを重視した手すりも必要となります。また、さまざまな負担を軽減するためのセンサー付き機器などを組み込むなど、現況に応じご本人さまに合ったご提案をさせていただきます。